介助に追われていると感じたら、セルフケアを忘れないようにしましょう。いくつか方法をご紹介します。
重症筋無力症(MG)は患者さんの生活を変えるだけでなく、介助する方々の生活にも影響を与えます。大切な人がMGであるという事実に向き合うだけでなく、介助する者としてこれまで想定もしていなかった新たな責任を引き受けることになります。新たな仕事が増えたり主治医の予約を確認したりと、いろいろと頼りにされるだけでも重荷に感じることがあるかもしれません。
だからこそ、燃え尽きないよう意識しておくことが大切です。自分でセルフケアを実践することは、心身ともに健康的に過ごし、大切な人をきめ細かく介助することにもつながります。最後にご紹介するチェックリストと合わせて参考にしてください。
ここでは、MG患者さんを介助している3人の方(ダイアンさん、メアリーさん、クリスチャンさん)のお話から、介助の過程において困難を感じながらも介助と自分の心身の健康を上手に両立するヒントとなる10の項目をご紹介します。もしあなたが、介助と心身の健康の両立が困難だと感じているとしたら、ぜひ読んでみてください。
お互いサポートし合っていることが、役に立っていると思います。 メアリーさん
MG患者さんの介助者
メアリーさんは「共通して好きなことがたくさんあって、お互いサポートし合っていることが、役に立っていると思います。」と話してくれました。特に2人にとってリラックスできるのは音楽だそうで、ジョンさんが入院している間は二人でミュージックビデオを繰り返し観ていたと振り返りました。
介助する側の要望を遠慮せず伝えることは、とても大切なことです。 ダイアンさん
MG患者さんの介助者
ダイアンさんは、パートナーのケアと自分自身のケアを両立させる方法について説明しながら、同じような考えを話してくれました。「介助する側の要望を遠慮せず伝えることは、とても大切なことです。罪悪感を持つ必要はありません」と彼女は言います。「(相手は)負担をかけたくないと思っています。あなたの要望を伝えれば、お互いさま、ということになるし、私たちにとっても良いことです」
燃え尽き症候群を防ぐためのチェックリスト

燃え尽き感の徴候と、乗り切るためのヒントを確認してみましょう。
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- 燃え尽き症候群を防ぐためのチェックリスト.pdf
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- 271 KB
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- application/pdf