「重症筋無力症(MG)患者に対する実態・意識調査2022」で明らかになった、MGが患者さんの社会生活に及ぼす大きな影響
MG について社会全体の理解を広げることで、MG患者さんやそのご家族の方々が少しでも過ごしやすい、優しい社会となることを願い、「その知識が、優しさになる。」をスローガンとしたMG 啓発プロジェクトを、2022年6月のMG啓発月間に合わせて実施しました。
啓発プロジェクトのプログラムのひとつとして、MGが、患者さんの日常生活や仕事に及ぼす影響を調査した「重症筋無力症(MG)患者に対する実態・意識調査2022」が、「一般社団法人 全国筋無力症友の会」および「NPO法人 筋無力症患者会」の協力のもと、アルジェニクスジャパン株式会社によって実施されました。
この調査結果から、多くの患者さんは治療によって「日常生活に支障のない状態」を望んでいるものの、いまだMGの症状により日常生活に何らかの支障を抱えていることや、「易疲労性」など見た目には分かりにくく、周りの人に理解されにくい症状に悩んでいるという現状が確認されました。また、仕事など社会生活への疾患の影響も大きく、「病気の症状や大変さを理解してもらえない」のではないかとの不安から職場の上司や同僚に病気の事を伝えられない、などの実態も明らかになりました。
ここでは、主な調査結果のいくつかについてご紹介します。