免疫機能に異常が生じて過剰に免疫細胞が反応することからMGを発症します。MGは遺伝しない(親から子へ伝わることはない)と言われており、伝染することもありません。年齢や人種にかかわらず発症しますが、20~30歳の女性と50~60歳の男性にやや多く見られます。
重症筋無力症と診断されて、混乱や落ち込み、様々な不安な感情に襲われるかもしれません。一方で、診断がついて納得し、ほっとする部分もあるかもしれません。診断されたあとは、MGとともに生きる最良の方法を探し始めましょう。
重症筋無力症が初めて症例として報告されたのは、なんと約350年前のこと。そこから現在に至るまで、私たちは研究を重ねて診断や治療方法を生み出しながら、MGとともに歴史を歩み続けてきています。
筋力低下の悪化により、気管挿管、または気管挿管のかわりに非侵襲的換気(マスク換気)等が必要となる状態を、MGクリーゼと呼びます。重症筋無力症とともに生きる場合、万が一に備えて事前に考えておくことが大切です。
あなた自身もよく理解していないうちは、どんな風に対話を始め、何を伝えればいいか、どうすれば子どもをサポートできるか分からないかもしれません。実際に患者さんと接した経験に基づき、あらゆる年齢のお子さんと対話をするのに正直で支えとなる役立つツールを紹介しています。
重症筋無力症は説明の難しい疾患であり、あなたを愛していて、病気を心から理解したいと思っている人でさえ、すぐに理解することは難しいかもしれませんが、症状を正しく理解してもらうためのヒントをご紹介します。
一般の方も含め一人でも多くの方に重症筋無力症(MG)を知ってもらうため、3名の専門医を講師役とした授業スタイルのオンラインイベントを開催しました。
「重症筋無力症(MG)患者に対する実態・意識調査2022」が、「一般社団法人 全国筋無力症友の会」および「NPO法人 筋無力症患者会」の協力のもと、argenxジャパン株式会社によって実施されました。
医師があなたの重症筋無力症の経過を把握するのに役立つツールについて学びましょう。MGの症状の程度を評価するためのもので、8つの質問について答えることで、MGが日々どのような影響を及ぼしているかが分かります。