MG患者さんにとって暑くてつらい季節を上手に乗り切りましょう
MG患者さんにとって、夏はつらい季節になりがちです。なぜなら暑さがMGの症状を悪化させる場合があるからです1-3。ですが、ここで紹介するアドバイスを参考にすることで、夏を安全に楽しむこともできます。
3. 水分を十分に摂取する
夏の暑い時期は水分補給が少し難しくなります。1日を通して水分をたくさん摂るようにしましょう。水、麦茶、アイスティーなど、飲み物の選4. 択肢はたくさんあります。ただし、飲み物すべてが同じではないことを覚えておきましょう4。例えば、カフェインを含む飲料には軽い利尿作用(尿が出やすくなる作用)があります。とはいえ、研究によれば、毎日の適度な量のコーヒーなら顕著な脱水作用を引き起こすことはないということです5ので、毎朝のコーヒーについて心配する必要はありません。
では、お酒は?それはまた別の話です。アルコールには脱水作用があることが明らかになっています4,6。ですから、気温が高いときはアルコールの摂取を減らすべきです。アルコールよりも、冷たいノンアルコールドリンクやフローズンデザートが賢い選択肢です。身体を冷やすと同時に水分を補給してくれます。
7. 夏に向けて最新ツールを駆使
扇風機や冷却スプレー、氷枕など、涼を取る夏の定番のアイテムはシンプルで安く、効果もありますので、ぜひ使いましょう。
ですが、最近では夏を涼しく過ごすための画期的な最新グッズもたくさんあります。冷却作用のあるベスト、タオル、バンダナ、帽子、ブレスレット、さらにはマットレス、敷きパッド、枕、車用シートなどなど。こういったアイテムは、インターネットで「冷却グッズ」と検索するだけで見つけることができます。夏の暑さをしのぐための、クールな最新ツールを使ってみるのもいいでしょう。