離れて過ごさなければならない日々に、心をつなげるコミュニティアートプロジェクトが始動しました。
ソーシャルディスタンスが課され、人と会うこともままならない今の世の中、全世界がストレスに陥っています。MG患者さんは感染リスクが高いため、大きな試練でもあります1,2。こうしたMG患者さんのために製薬企業アルジェニクスが新たに開始したのが、遊び心たっぷりのコミュニティアートプロジェクト「My MG Sole* 」です。これは、MG患者さんが家にいながら、自分の闘病体験を共有することで人々とつながるためのプロジェクトです。体験談は、自分の靴をキャンバスに見立て、思い思いに彩った作品を介して紹介されます。(* 米国で実施しているプロジェクトです)
なぜ靴なのか?
アートセラピストのアナリース・ハマーランドさんは、このユニークなキャンバスの選択について、こう説明しています:「靴は、体験の共有を表すパワフルなシンボルです。靴アートを見る人は、MG患者さんと同じ靴を履いて、『一緒に旅をする』体験ができるわけです」。
「しかも」ハマーランドさんは続けます。「靴をペイントするって、単純に楽しいですよね」
コミュニティによる絵の具まみれの賛同サイン
MGコミュニティの中で、すでに「My MG Sole」に参加してアートを製作した人々は、プロジェクトは楽しいだけではなく、想像もできないほど意義深い、と口を揃えます。
「ここに座って、このキャンバスに息子と一緒に絵を描けるということ」ウェストバージニア州モーガンタウンのマイク・U.さんはこのように述べます。「そのことが、MGとのこの新しい生活の中で、私の今の一番の喜びとなっています」
ミシガン州グランドラピッズのアレシア・H.さんは、アート製作をこのように賞賛しています:「創造的な、素晴らしい表現手段だと思います。気持ちが落ち着き、ストレスも減り、心が癒されます」。
マサチューセッツ州フラミンガムのグレンダ・T.さんは、プロジェクトの最終段階、ソ-シャルメディアでアートを共有することの重要性を、次のように強調します:「こうして体験談を共有することで、希少疾患に苦しむ人たちはお互いにつながることができます。また、『私も自分の体験を他の人に伝えたい』という気持ちになりますよね」。
靴をキャンバスにして、あなたのMG体験を伝えてみましょう。 アナリース・ハマーランド
表現アートセラピスト
ピカソは大歓迎だが、ピカソである必要もない
ペイシェント・エクスペリエンスの専門家、スーザン・ウールナー氏も、このプログラムの立ち上げに協力してきました。「このプログラムに参加するために、巨匠である必要はないんです。重要なのは結果ではありません。アートを作成し、MGの闘病経験で生じた感情を表現するという、身体的な行動が重要なのです」
十分なインスピレーションが得られなくても、簡単に始められるように、プロジェクトには創造的思考へのいくつもの足がかりが用意されています。自分の靴には絵の具を塗りたくないという場合でも、プロジェクトには参加できます。詳しい説明を読み、多くのアート作品を見るには、MyMGSoleをご覧ください。FacebookやInstagramでも、My MG Soleギャラリーを楽しむことができます。